丹波通信８５６ 　 　2000年頃　78

　真夜中、「オイッ、オイッ。」義母「ハイ。」（ジャーカシャカシャ。）「ハイ、どうそ。」「チュパ、チュパ。」これは何でしょう。解かった方は偉い！答えは、我、愛娘（１才９ヶ月）が夜中に起き出して、哺乳ビンを義母に渡し、『ミルクを作れ。』と言っているところです。私がいつも妻に「オイッ。」って言ってるからとしか考えられません。義母が「『オイッ、オイッ』言うて、哺乳ビン持って起こすんやでー（笑）。」と教えてくれました。（何という赤ちゃんや…）

　それを聞いて２ヶ月程たった今、急に色々な事をしゃべり出しました。女の子は本当に口が早いですね。長男は３歳近くまで話せなかったと思います。私は３人の子供が、『初めて寝返りをした日』『初めてタッチをした日』『初めて歯が生えた日』『話し出した日』その他沢山、手帳に書いているので、近く一覧表にまとめて壁にでも張っておこうと思ってます。

　先日は長男が風邪で保育園を休み、１日中２階でポケモン・ドラエモン・仮面ライダー等を見ており、朝になったら「しんどい、保育園行かへん。」が３日続き、３日目の夜「もう保育園行きたない、やめるー。」と泣くので、「お父さんも、３日も会社休んだら行くの嫌になった事ある。でも今行かんかったら、もっと行けんようになるで。」　長男「行かへん。」　私「ビデオばっかり見るからよけい疲れるんや。今日は早よ寝え。」　長男「行かへん、ワー（泣）」

　良いか悪いか迷ったあげく、心を鬼にして「そしたら保育園やめてええ、けど明日、このビデオみんな捨てる。」といって本当にすべて捨てました。 残ったのは英語のビデオのみ。今長男は保育園に復帰し、子供３人、毎日英語のビデオを文句言わず見ています。
　　　　　　　　　　　　　
　

　　　　　　丹波通信８５７ 　　　2000年頃 79

　猪の季節になりました。いつも行くスーパーの点数が溜り、『おゝみや』のボタン鍋セットが送られて来ました。「猪が送られてきたゾ。」　息子たち「エー、どこにおるの？」　私「冷蔵庫の中や。」　息子たち「…。」（約５秒）この５秒の間に彼らの頭の中では『大きな猪が、そのまま冷蔵庫に押し込められている図』が想像されたのだと思います。

　長男「イノチチの切ったお肉が来たの？」　私「そうやで。初めは、大きい猪が来たと思ったか？」　息子たち肯いて「ふーん。」子供は面白いですね。

　我家の畑にも、夜中には猪が出ます。そして毎年さつまいもを盗られます。そのあたりの事は猟師も良く知っている様で、毎年この時期に猟犬を数匹連れて我家近くに現れます。３年前には、その猟犬が我家の庭に沢山走ってきて、息子たちが追いかけ回された事がありました。２人共「ワーッ。」と言って逃げ回ったそうです。そりゃ、大人でも恐いですよね。私は仕事で不在でした。もし私が居たら犬と猟師に私が飛びかかったと思います。（今、再び腹が立ってきた。）

　しかし猪は旨いです。自家製味噌とおゝみやの味噌を合わせ、山の芋や野菜をいっぱい入れてグツグツ。たいていの肉は冷凍ですが、生を一度食べると冷凍は食べられなくなります。鍋料理があまり好きでない子供達も「イノチチのお鍋は好きねん。」といってパクパク食べます。「イノチチって言ってる間はかわいいもんや。」と私の顔もほころびます。
　　　　　　　　　
　　　　　
　

　　　　　　丹波通信８５８ 　　　2000年頃 80
　山といえば猪と山の芋ですが、海といえばカニとフグですね。私は子供の頃から両親に「てっちり行こか。」とよく連れていってもらったものです。旨いと思い出したのは大学の頃からです。かなり贅沢な学生だったので、西宮で有名なＭへもよく行きました。うちの子供達にまだ、フグの味はわからないだろうから、冬はもっぱらカニです。

　毎年数回，城崎と若狭高浜へよく行きます。私の行く旅館は、安いけれど生を出す店です。今までカニの身を自分で取り出して食べた事などなかった（社員旅行でも仲良しの女子社員が殻を割って取ってくれていた）けれど、最近は自分は食べず、子供の為にセッセと取り、与える良きパパです。

　城崎や若狭へは夏も数回行きます。夏は早朝にキスを釣り、昼まで海水浴。冬は朝から夕方までカレイを釣って、温泉に入りカニすき。お金を使うのが嫌な妻もカニすき旅行だけは歓迎の様で、釣りは私より沢山釣るし、（勿論、餌のゴカイも自分で付けます。）１日に何回も温泉に入っています。ビールもグラスに半分程飲み「おいしい〜。」

　我家にはテレビが無いので、旅行の時が唯一のテレビタイムです。しかし出てくるタレントは、ほとんど誰だかわかりません。コマーシャルも初めて見るものばかりです。義父の家に行った時も唯一のテレビタイムで、ある日テレビを付けっ放しで夕食タイムになると、長男が「おじいちゃん、テレビ消してヨ。気が散って、ご飯食べられへんやん。」　我々大人一同顔を見合わせ『ごもっともです。』で、スイッチOff。

　　　　　　　　　　　
　

　　　　　　丹波通信８５９ 　　　2000年頃 81

　釣り人口２０００万人、６人に１人は釣りをしている事になります。てっちりが好きな人、私の周りでは１０〜２０人に１人が大好きの様です。私は釣りが最大の趣味ですし、てっちりは大好物です。今では、年に１回か２回しか食べられませんが、てっちり絶頂期の大学生の頃は月に５〜６回食べに行く程のてっちり狂でした。

　海釣りをする方なら誰でもご存知ですが、春夏秋冬、どんな時でもフグは外道（ねらった魚以外のもの）で釣れます。私はそんなフグを「何故食べないのだろう…。」と昔から思っていました。

　私の後輩の鮨（すし）職人曰く、「フグの免許なんか、包丁が使えたらすぐ取れますヨ。」との事なので以前から妻に「フグの免許取って来い。」と言っています。（別に私が取りに行ってもええんですけど…。）

　妻は私の様にフグが好きでもなく、私と結婚して初めてフグを食べたそうです。他にもボタン鍋や鴨鍋も同じ事でした。私は『旨い』と思う物はまず妻に食べさせます。それは自分が食べている分まで与える程です。妻に味を知ってもらうと、自分で作れる物なら真似て作る事ができるし…。 やはり料理にとやかく言う者はまず妻に食べさせなくてはなりません。
　余談ですが河の豚で河豚（フグ）、海の豚は海豚（イルカ）です。

　　　　　　　　　　
　

　　　　　　丹波通信８６０ 　　　霊能者のYさんの初出版(;□;)!!

　Yさんが遂に処女本を出されました。「運気マネジメント」東郷由香 マガジンハウス社 はい…Yさんのペンネームです。私のお客様は既に、のべ200名以上の方が東郷さんに鑑定に行かれています。正直に言って100％全員の方が満足する訳ではありません。しかし行かれた方は全員、私に報告して下さるので把握してる限り80％の方が絶賛！19％の方が「良かったです！」　残り1％の方が残念ながら「…」　と言う結果です。東郷さんのこの本は殆ど霊的な事は書かれていません。ドチラかと言うとビジネス書のジャンルの様に思います。

　「ただし、100人の方とお会いしても、95人迄が私の話を聞いてメモ書きした時点で納得してしまい、実際に行動に移すことなく終了されます。残る５人のうち３人が、とりあえず行動に移しますが、途中で辞めてしまいます。つまり、最後に残った２人の方がやり続ける方であり、彼らが『成功する人間』です」（本文より）

　と言う表紙カバーから始まります。私のお客様は、やはり殆どの方がスグに買って読まれました。そうして皆さん「良かったです」　と言う読後の感想です。しかし…東郷さんの言う様に『納得する』だけで無く『実際に行動に移してやり続ける』事が最も重要な点だと思います。東郷さんは37歳の美人です。表紙カバーの裏にプロフィールと顔写真がありますから是非見て下さい。皆さん美人だとおっしゃいます(^^)

　全233ページですが…皆さん「一気に読みました！」との事で、私も勿論スグに読み切りました。「良かった！」です。年間300冊以上本を読む私でも最高に良かった…と思います。全233ページの最後の最後の…224ページ目に私の事が出てました。「私の知人に某生命保険会社で、最速で部長職になられた営業マンの中嶋祥人さんと言う方がいらっしゃいます」で始まっていました。ほんの1ページ半だけでしたが何だか気恥ずかしくもあり、嬉しくもあり…。しかし、最後で私が登場してるのは聞いて無かっただけにビックリしました。
　　　　　　　　　　
　　　　　
　

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Ｈ2４年６