丹波通信３１６　　　　Ｔ子さん

　サッパリしたＴ子さんと匠でビールを飲んでいます。　Ｔ子さんは去年の2月『初めましてメール』を下さいました。　「私は自営ですが、ローンの借替をお願い出来ないでしょうか？」　私はすぐＴ子さんとお会いし、Ｔ子さんの住宅ローンはラッキーな事に昔、何度か当コラムでご紹介した『31500円の手数料だけで1.3％の住宅ローンに！』　に紹介出来るタイプだったので、即借替を致しました。

　その後、自然の流れで生命保険の見直しをされ、個人年金もされました。　で、自称　「アキ性の」　Ｔ子さんは私の紹介で今迄の『あきてしまったフィット』を売却し（何とこの車は私のお客様でつい最近交通事故をして廃車処分を余儀無くされた北区の方に私がつなげました。）　次の車はＢＭＷを購入されたのです。　そしてある日「中嶋さん、マンションを売ろうと思うんですが・・・売れますかねえ・・・？」　私「そりゃ、すぐ売ってみせますが何故売るんですか？」　Ｔ子さん「あきちゃって・・・」

　で、本日マンションの売却の契約が終了し、2人で『匠』に来た・・・と言う訳です。　「こんばんは〜！」　匠の奥さん「あ〜、珍しい。　久しぶりやネ。」　私「エエ。今日は美人と来ました。（と、カウンターを見るとＭ氏が・・・）　ああ、Ｍさん、こんばんは。　1人ですか？」　Ｔ子さん「中嶋さん、よかったら、あのお知り合いの方を、こちらにお呼びして3人で飲みましょうョ。」　私「いいんですか・・・？　じゃあ、お呼びしますネ。　Ｍさん！　こちらで一緒に飲みませんか？」　Ｍ氏「ダメッ、今日はもうボク、メッチャ酔ってるから・・・」

　その後、匠の閉店まで私はＴ子さんと2人でビールを飲み焼酎を飲みました。　初めは一通の「初めまして」メールが1年もたてば2人仲良くビールが飲める・・・、こんなお客様が私には沢山います。　「楽しい仕事や〜！」　Ｔ氏「中嶋さんの仕事ってイイですネェ。　毎日楽しそうですネェ。」　私「そうですネ。　毎日メチャ楽しいですョ。　楽しくって、喜んで頂けて、これで私達家族が普通に生活できて・・・最高です。」

　　　　　　

　　　　　　　丹波通信３１７　　子供は誰のもの？
　　　
　子供って、やっぱり母親の方がすきなんですネ・・・。　長男（新小５）が、ようやく歩ける様になった時、私―長男―妻と長男をはさんで両方から「こっち〜」って呼ぶと意外にも私の方に歩いて来て、少なからず妻はショックを受けていました。　また、町で1歳半検診があった時、ドクターの前で妻が長男を抱いて受けましたが泣いて泣いてドクターも困り果てていましたので「ワシが抱くワ！」と言って交代すると、あれだけ大泣きだった長男が『ピタッ』と泣きやみドクター、ナース、周囲のお母様方に驚かれたものでした。

　長女は、昔私の事が好きで好きで・・・。　いつも私にベッタリでした。　しかし・・最近は違います。　先日も私が久々に休みで家にいると・・・3時に子供達が帰宅しました。　「ただいま〜！」「ただいま〜！」「ただいま〜！」で、娘「エーッ！　何でお父さんがおるん？　イヤヤ〜！」　私「・・・」　次男「こいつなあ、お父さんの事大嫌いやネン！」　私「・・・何で！？」　長男「ほら、お正月にお父さん、お母さんのことメッチャ怒ったやろ！」　次男「あれがテッテイテキやったナ！」　私「それを言うなら、ケッテイテキや！」

　長男がインフルエンザでブッタオレました。　妻「さあ、アンタは家で寝ときや〜！　ホンナラ、体操行くで〜！」　長男「ボクも行く。」　妻「今日はお父さんが居てくれるから家で寝とり。」　長男「イヤや〜。」　私「・・・」

　又、別の日「さあ！　明日はお父さん休みやからお父さんと寝よか〜！　たまには、一緒に寝たるワ。」　長男「エエワ。」　私「アッそう、一緒に寝よか〜？」　次男「お父さん、イビキうるさいからなあ・・・またネ。」　私「久々に一緒に寝よか〜？」　娘「ゼッタイ、イヤ！」　私「・・・」　で、3人の子供達は２階で仲よく妻とネンネ。　私はトイレに最も近い１階のタンス部屋で寂しく今夜も１人で寝るわけです。（そのうち、家出して綺麗なおねえちゃんと一緒に住んだるゾ〜。）
　　　　　　

　　　　丹波通信３１８　　　　お客様　　

　よく営業マンで　「客が」　と言う人がいますでしょ。　私、そう言う人とても嫌いです。　私は絶対そう言いません。　普通は「お客様」　くだけた時で　「お客さん」　当然ですよネ。　「客が」と言う人は何かお客様を見下しているし、お金をもうけさせて頂いている方に対する言葉使い、呼び方で無いですよネ。　まず当社のライフプランナーでそういう言い方をする者はいません。　　　　　　　　　　　　　　　

　しかし前職で営業成績が振るわない時の月末営業会議などで担当役員が　「お前ら、売れへんのは何故か解ってるんか！？　『客』をちゃんと説得させとるのか！？」　と言っていました。　私は臆する事なくこう発言しました。 「部長、お客様を『客』と言うのは良くありません。　それから『説得』してはダメです。　お客様には『納得』して頂かないと・・・。　人は『説得』されて契約すると後々『ヤラレタ』と思う事があるものです。」　全社員「・・・」

　私がある会社の営業所長をしている時、常務から電話が入りました。「中嶋、Ｋさんがマンションを買うと言って商談してるやろ。」　私「ハイ」　常務「手数料まけたれヨ！」　私「イヤです。」　常務「何でや！？　ワシの命令やゾ！」　私「何を言うてはるんですか！？　いつも全体会議でアナタ達は、絶対手数料の値引きはするナ！　と、強く言うてるじゃあ無いですか！　私はＫ氏と言うお客様に対して何のうらみもありませんが、絶対負けません！」　常務「（激怒）ワシの顔も立てろ！（怒）」（当時社内で最も発言力があった・・・）　私「絶対負けません！　私を所長にしている以上、営業所の事は私が決めます！『一国一城の主やから自分ですべて決裁して行け！』と３年前に私に言われたのは常務です。　一時の感情で自分だけエエカッコすんのはやめて下さい。　あなた、最近の言動チットも男前やないですヨ！」

　話しがそれてしまいましたがどのお客様に対しても公平に接する・・・と言うのが私の主義です。　だから、私は友人の契約でも仲介手数料を値引いたことはありませんでした。　それとお客様の前でニコニコしている人が影で「客が」なんて言っていると思うと・・・私はそんな営業マンからは何も買いたくありません。
　　　　　　　　　　　
　　　　丹波通信３１９　　　　友とするにわろき者　　

　友とするにわろき者、七つあり。　一つには高くやんごとなき人。　二つには若き人。　三つには病なく身強き人。　四つには酒を好む人。　五つにはたけく勇める兵（つはもの）。　六つには虚言（そらごと）する人。　七つには欲深き人。　
よき友三つあり。　一つには物くるる友。　二つには医師（くすし）。　三つには知恵ある友。

　徒然草（ト部兼好）の中でも解りやすい第117段です。　
訳すと・・・友とするのに良くないものが７つある。　１つは身分が高い人。　２つは若い人。　３つは病気を持たず健康な者、４つは酒を飲む人、５つは威勢のいい武士、６つはうそをつく人、７つは欲の深い人。
良い友は次の３つである。　１つは物をくれる友、２つは医者、３つは知恵ある友。

　　 　 １．身分は普通のライフプランナー（社内的にはスペシャルライフプランナー）　
　　 　 ２．今年44歳です（厄年も難無く過ぎました）
　　 　 ３．高血圧、高尿酸血症、不眠症。
　　 　 ４．ゲゲッ！？
　　　　５．20年前に燃焼しました。
　　　　６．私のお客様の間では「中嶋さんはうそをつかない」と有名！
　　　　７．前職の時から金銭欲も無くなってるしなあ・・・。
　　よき友
　　　　１．手造り野菜と、手造りビールをときどき・・・。
　　　　２．親しい名医は沢山います。
　　　　３．皆さんでご判断下さい？

　私は古典も読みますが、やはり徒然草は好きですね。　少なからず私の丹波通信にも影響していると思います。　人生論、政治論、人物スケッチ、四季折々の自然の描写・・・。　
　つれづれなるままに、日くらし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ
　　　　　　　　　

　　　　　丹波通信３２０　　入院

　思えば、私は今までに6回入院しています。　初めは中１の時の盲腸7日間。　あとはすべて大学の時。　京都で風邪をこじらせて4日間程。　梅田でケンカして天六の行岡病院に3日間程。　自転車で溝にはまって口を切り（これが今の鼻の下の変なキズあとになっている。）7日間程。　京都で追突されて2週間。　西宮の甲子園学院の前を単車で2人乗りしている処を後ろからトラックに追突されて2週間程。

　こう考えてみると、何回もよく入院してるんやな〜、と感心してしまいます。　知らなかった・・・。　と言うより忘れていたのか・・・？　しかし病気以外の時の入院は真面目に入院してなかったなあ・・・。　悪友や彼女、女友達も沢山お見舞いに来てくれていたから病院でさわいでたし（毎日20人は来てくれた）、風呂に入れないのが嫌で毎日病院抜け出して家に帰って風呂沸かして入っていたし・・。（まあ、かわいいもんだけど・・・）

　最もひどかったのは、友人と2人乗りのオートバイにトラックが追突した事故の時・・・。　初めの1週間は体中が痛くって動けなかったけど・・・痛みが治まってくると2人共、根が酒好きなもんで・・・毎夜病室でビールを飲んでいました。（実際、退院の時にベッドの下にある衣装ケース？　の中のビール瓶をかたづけるのは大変だった。）　そしてある夜、私「オイ、今日は外で飯食おうぜ！」　Ｋ「そうやなあ・・・」　我々2人は病院を抜け出し甲子園口の中華料理屋へ行きました。　そこで2人でギョウザやカラアゲを食べビールは6本程飲んだと思います。　そこに見なれた女性3人が・・・私「アッ看護婦や！！」　その中の1人が私を見つけ「あんたら！　何、病院抜け出してビール飲んでるの！？」　私「一緒に飲みましょか？」　ナース「何を言うてるの！？早く帰りなさい！」（この時私は18才）

　しかし思えば何度も入院しましたが生命保険会社の方は一度も来なかったなあ・・・。　いずれも会社からメチャ近い病院やったのに・・・。　かく言う私は必ず入院証明証と給付金請求書を持って、必ず即お見舞いに行っています。　あれだけ元気で、しょっちゅう一緒に飲んでいるＭさんのお見舞いも今、2回目（5日間で）行って来たところです。（Ｍさん！　ビールのんだらあかんでぇ・・・。）
　　　　　 　　
　　　　　　　　　　　　
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