丹波通信２２１　　松茸ご飯

　「オーイ、松茸ご飯買って来たで〜！」子供達「ワ〜イ！マッタケごはんや〜！」妻「どうしたん？ヒロ君、最近景気エエのん？」私「イヤ〜別にそういう訳や無いけどスーパーで半額になってたから・・・。それに皆、松茸なんか今まで食べた事無いやろし・・・。お前ら松茸食べた事あるか〜？」子供達「ないで〜！」

　私は少ない松茸ごはんを４つに割り、妻と子供達に分け与えました。私「このなあ・・、うす〜い茸が松茸やで〜！」　兄�@「これか〜！？これがマツタケなんか〜！」　私「いっつもあんたは、しりとりの時『マ』が来ると「マツタケ！」って言うてた位やからなあ・・。まあ、食べてみい！」

　兄�@「わ〜、おいしいわ〜！コンニャクみたいで〜！」　私『ガクッ』「あんなあ･･･，おうちで良かったワ！よそでそんな事言われたら『中嶋さんとこは、どんな松茸食べさせてんのやろ？』と思われるワ。明日学校に行っても『マツタケ食べたけどコンニャクみたいで旨かったワ。』なんて絶対言うなよ！」

　最近私は子供達に折に触れて言う様にしている事があります。そろそろ自分達でご飯を炊ける様にしなさい。後片付けをしなさい。食器洗い機の使い方を覚えなさい。お風呂を洗って入れなさい。洗濯機の使い方をお母さんに教えてもらいなさい･･･等。

　15歳で突然母を亡くした私は、ボンボンで1人っ子でしたので、これら全て急にやらなくてはならず、2，3年は大変だったのです。そして父は病気が重くなり入退院を繰り返す様になったし・・・。
私にとって、又、我が家にとっては、本当に『他人事』では無いからです。
　　　　　　　　　
　

　　　　　　丹波通信２２２　　試験は合格

　試験が終わりました。今回の試験も『生保大学』というものです。
生保大学は全6科目。私は6月に『ファイナンシャルプランニング』と『個人保険商品研究』に合格しており今回のは『生命保険と税金･相続』と『資産運用設計』でした。
資産運用の方は私の得意な株や債権、リート等の金融商品の事や不動産等なのですが結構難しく閉口しました。

　私は勉強する事が嫌いではないのですが、試験の為の勉強となると、これが別物で･･･イヤなんです。強制されたり束縛されるのが元来嫌いなんですね。なかなかエンジンがかからないのですが毎回の事なので、まず試験1ヶ月前から“キッパリ”酒を断ちます。私は酒を１口でも飲むと、酔っぱらう迄飲んでしまうし、記憶力が、きわめて低下するからです。

　酒を断ってから１週間位してから、ようやくテキストを開き、始める事が出来ます。2階の書斎だと静かでじっくり勉強できる訳ですが、私はあえてダイニングで勉強します。そうです、子供達に「お父さんは勉強してんねんぞ〜！」という姿を見せる為です。私は必ず読書も毎日していますが、これもダイニングかリビングでする事にしています。おかげで今夏より子供達も、ようやく読書を自発的にする様になりました。

　試験の結果が返ってきました。勿論2科目共合格です。アルコールも解禁になり、お客様や友達との夕食の約束も目白押しです。
しかし後厄の今年は体調管理をしつつ、控えながらの飲酒にしています。
　　　　　　　　　
　

　　　　　　丹波通信２２３　　何故１年は早い？

　もう12月です。早いですネ。この年になるとホンマに早いです。
ついこの前、正月でしたよね。何で年を取るとこんなに時間がたつのが早いのでしょう？私は小学2年、3年の頃「あと何年学校にいかなあかんのやろ？」と考え「小学校があと４、５年、中学3年間、高校3年間、最後に大学が4年･･･あと、まだまだ･･･14〜15年も学校に行って勉強せなあかんのか〜！？」と思い、うんざりしていました。

　小学校の頃の1年は本当に長かったです。50分の授業時間も長く感じましたし、大人になる迄の時間は子供心に想像も出来ない程、長い長い未来の事でした。今、思うに何故子供の頃の１年は途方もなく長く42歳の現在は「アッ」と言う間の1年なのか･･･？その結論が理論的にようやく説明できる様になりました。

　例えば7歳の時の1年は7分の1ですが42歳時の1年は42分の１。同じ1年でも6倍の違いがある訳です。･･･と考えると70歳になった時の１年は70分の1であるから、今よりもずっとずっと時間が早く去っていく訳です。「うん、これは人に説明できるなあ･･･。」

　酒を飲まない人は飲む人に比べ何倍も人生を損していると言われますが、逆に飲んでいる時は本当に時間が早い。夕方6時から友人や、お客様と飲み始めても、最初の1時間は「まだ7時やないか、まあまあまあ･･･。」と言い合っていますが、気がつくとすぐ11時。「終電が無くなる！」と言う事になります。そう言う理由からも私は人生の残り時間の事も考える様になり、酒を控えています。（最近は4時，5時に帰宅･･･と言う事は皆無です。）
　　　　　　　　　
　
　　　　　　丹波通信２２４　　妻からの紹介

　妻がようやく保険に目覚めました。実は軽井沢に連れて行ってからです。それまでは私がいくら保険の大切さ、重要性を言っても我家においての必要は十分感じていても、人に奨める事には大きな躊躇を示していました。『保険なんか友人、知人にすすめられんワ。友達なくすもん！』いつもこの調子です。妻の母なんかは「親戚には行かんとって！付き合いが出来ん様になる！」と言ってました。（そんな風に言われたら、ホンマに行かれへんワ･･･。）

　それで私は何度も何度も軽井沢の表彰式について来る事を説きました。オモチャで釣れた子供たちは簡単でしたが妻は頑固者ですから難航しました。ついに私が「誰の為にワシが頑張って去年入社した何百人のトップになったと思ってんねん！お前らを軽井沢に連れて行こう思って１年間必死に頑張ってきたんやゾ！」と怒った事でおそらく渋々付いて来たのだと思います。

　やはり会場での扱いは特別扱いです。（これも会社の狙いです）入賞者は26名。その中でも何かと扱いが異なる事で「お父さんは本当に頑張ってくれたんや！」と言う実感と各種セッションや社長・役員の話で、妻は「保険は大切な事だから決して後ろめたい事じゃあ無い。大切な人を守る為に必要な物やから自分の友人や大切な方には広めなあかん！」と思ったそうです。（やっと解ってくれたか･･･！妻の後日談「商品内容が良いからすすめたんやで！」）

　持ち前のバイタリティでその後の妻はやはり凄いです。妻は現在組合活動をしており次期役員にも推されています。その組合活動や子供達の習い事で待っている時間等、学資保険や貯蓄性の高い保険の説明をしたり、私の丹波通信を配っているそうです。　　

　そして妻からの紹介が非常に増え、５件の契約も出来ました。（たったの２ヶ月で！）「私達が、こうして生活出来るのもお父さんのお陰やけど、不動産時代から今に至るお客様のお陰です。その辺の事が漸く解って来たみたい･･･。」と殊勝な言葉まで出る様になりました。
　　　　　　
　
　　　　　　丹波通信２２５　　貴方のような正直な人は・・・

　不動産時代のあるお客様からお電話がありました。「相談事があるので一度お暇な時に自宅に来て下さい。」と言う事です。私はお電話では特に何も質問せず次の日曜日に訪問する事にしました。（それにしてもNさんにお会いするのは5，６年振りの事やなあ･･･。）と考えながら。

　私への相談と言えば全体で保険が５，不動産が3，その他が２位の割合です。皆様の私に対する印象は、やはり16年のキャリア・・不動産色が強い様です。果たしてNさんの相談は不動産でした。Nさんは言われました。「島にも島外にも不動産会社はいくつもありますが私たち夫婦は、今はソニー生命で活躍している・・中嶋さんしかいないのです。」相談の内容は、結婚されるお嬢さんがマンションを買うか借りるか迷っていてその相談と言う事でした。

　N氏「中嶋さんは何百人，何千人のお客様の中での私達１件の話なので昔こんな相談をした事お忘れかも知れませんが･･･数年前ここのマンション（RIC）を売って西神の戸建に移ろうと思って中嶋さんに相談したんです。私達には当時大学生の２人の娘がいたし一戸建てに憧れていました。しかし、全てをお話した後の中嶋さんの言われた言葉が忘れられません。」

　「中嶋さんは『よく解りました。西神の一戸建ては良いと思いますよ。しかし、ご主人の定年まであと5年・・と言えどRICから大阪に通勤するのと西神からだと疲れ方が全く違いますョ。奥様は20分しか変らないと仰いますが、時間もさる事ながら距離って意外に体にこたえるんです。後5，6年もすればお嬢さん達もお２人共居なくなるかもしれないし、年を取ったら又、RICの様な便利でしかも鍵１本で管理出来るマンションに戻りたくなると思いますョ。もう一度じっくり考えられたら？今は熱くなられている様なので･･･』とおっしゃて下さったんです。私達は本当に今その通りになったので中嶋さんには大変感謝しています。みすみす・・数百万円の商売になるのを捨てて、親身になったアドバイスを頂き・・貴方の様な正直な方は・・私達には貴方しか知らないんです･･･。」

・・・その後、ご退職後のご主人の医療保険のご相談がありました。　　　　　　　
　　　　　　　　　　
　
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